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2012年11月15日 総合家電アドバイザー 鴻池賢三

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白熱電球 VS LED電球 初期投資&光熱費比較

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LED電球は低消費電力で電気代がお得らしい・・・と聞きながらも、結局、200円以下と安価な、白熱電球(白熱灯)を買ってしまっていませんか?
優劣がはっきりしない原因は、電球型蛍光灯は、購入時の価格が高くても電気代は安い。 逆に、白熱電球は、購入時の価格が安くても電気代は高い・・・ すなわち、計算してみないと、はっきりしない・・・・ 
その結果、面倒くさいのでいつもの白熱電球で・・・となってしまうのではないでしょうか?
そこで、このページでは、そんな計算が面倒な方の代わりに、製品価格と、寿命や電気料金などのランニングコストを算出し、総合的に、白熱電球とLED電球のどちらがお得か、明確にします。
LED電球の節約度合いは、皆さんの想像以上かもしれません。 節電、節約にお役立てください!!

LED電球は、電気代1/5&超長寿命

LED電球の特長は、白熱電球に比べ、消費電力の低さに加え、20〜40倍程度と「長寿命」な点です。 つまり、単純な電気代の計算だけでなく、数年のスパンで、「電球代」を加味した比較が重要と言えます。
では実際、白熱灯から、パナソニック最新のLED「エバーレッズ」に取り替えた場合、3年間で、どれくらいコストが節約できるのか、計算してみましょう。
計算の基となる仕様
LED電球 エバーレッズ 60W型(消費電力11W) 60W型(消費電力54W)の白熱電球
価格 約2,800円/個 価約200円/個 
寿命 約40,000時間 (1日10時間点灯で、約11年) 約1,000時間 (1日10時間点灯で、約100日)
10年間の電球代と電気代の計算
電球代 2,800円 x 1個 = 2,800円 200円 x 36個 = 7,200円
電気代 11W/h x 10時間 x 365日 x 10年 x 25円(kw/h)=10,038円 54W/h x 10時間 x 365日 x 10年 x 25円(kw/h)=49,275円
費用合計 2,800円+10,308円 = 13,108円 7,200円+49,275円 = 56,475円

差額

56,475円-13,108円= 43,367円 (LED電球がお得!)

結論: LED電球が圧倒的に有利 電球1個で、4万円以上の節約も!(10年間)

今回の計算で、LED電球は、購入時の価格が高いものの、非常に長い寿命を加味すれば、白熱電球よりも数倍経済的である事が分かります。 さらに、LED電球型は、消費電力が少なく、使えば使うほど差が開きます。 毎日、長時間点灯する、玄関灯や門灯などは、間違いなく、今すぐにでも取り替えた方が、節約につながります。 
寿命が長いと、取り替える手間も減ります。 高所や高齢者の場合は、なお更、LED電球が有利です。

その他 〜白熱電球が適した場所、LED電球の注意点〜

階段やトイレなど、点灯時間が5分〜10分程度と短い場所の場合、LEDは点灯による寿命を迎える前に、経年劣化による寿命に達するでしょう。
つまり、5分〜10分程度しか点灯しない場所は、白熱電球の方がお得と言えます。
また、LED電球は一般に2万〜4万時間と長寿命とされていますが、製品の品質によって大きく異なります。LED素子自体の品質、駆動方式の違いや保護回路の有無など様々です。
格安LED電球を購入して、あっという間に点灯しなくなった・・・という事例も良く耳にします。
LED電球を購入の際は、信頼できる大手メーカーの製品を選びましょう。
■備考:
今回、電気代(単価)の算出は、1kw当り25円で計算しています。厳密には、地域、電力会社、契約などの条件により異なります。

2012年 おすすめのLED電球

60W相当 Panasonic LED電球(E26・電球色)LDA11LGW

50W相当       Panasonic LED電球(E26・電球色)LDA11LG

40W相当   Panasonic LED電球(E26・昼光色相当)LDA7DG

30W相当      Panasonic LED電球(E26・電球色)LDA7LG

ご注意: 購入の際は口金のサイズ、色味(暖色/寒色)に注意しましょう!

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2012年11月25日 総合家電アドバイザー 鴻池賢三

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